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- コンクリート打設時の補強として鋼板または平鋼で横リブを構成、ずれ止めを頭付きスタッドとするため、設計の自由度が高く、無駄のない設計が可能となります。
鋼・コンクリート合成床版とは、鋼板または形鋼とコンクリートが一体となって荷重に抵抗するように構成された床版を指します。鋼・コンクリート合成床版は、近年の橋梁の長寿命化要請に応える高耐久性床版です。図は、コンクリートと底鋼板を頭付きスタッド(ずれ止め)で一体化した、鋼・コンクリート合成床版の代表的な構造(ロビンソンタイプ)を示します。現在では、これ以外にも多種多様なタイプのものが提案され、実際に施工されています。
- 鋼コンクリート合成床版の特徴
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- ・耐久性が高く長寿命で、維持管理の省力化を図れ、ライフサイクルコストを低減できる。
- ・開断面箱桁や少数主桁形式などの長支間床版に適用可能である。
- ・下面が鋼板で覆われるため、コンクリートの剥落がない。
- ・PC鋼材の緊張作業のような特殊作業が不要である。
- ・RC床版やPC床版より版厚を薄くできるため、死荷重を低減できる。
- ・型枠と型枠支保工が不要のため、現場工期の短縮が可能で、特に交差条件がある場合に有利となる。
- ・主桁の送り出し架設時、大ブロック架設時など、架設補強部材として利用できる。